58: おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2014/01/30(木) 09:56:59.95 ID:n2lRnUwk
長いです。吐き出しをかねて。
うちの近所に、いわゆる聾唖のおじいさんが住んでた。
祖父母と同世代くらいで、事情があるのか、家族はいないそうで、親戚とも離れて一人暮らしだった。
私は、小さい時、「聾唖」ということがわからなくて、どうしてあのおじいさんはいつもニコニコしてるのに、
挨拶しても返事してくれないのかな?と思って、母に尋ねた。「おじいさんは耳が聞こえなくて、喋ることもできないの。
だから、あんたが挨拶しても聞こえないの。無視してるんじゃないのよ」と教えられ、聞こえない、喋れないってつらいなと思った。

そんなおじいさんに、弟はよく懐いてた。おじいさんは手話もできなくて、意思の疎通は基本的に筆談。学校もまともに行けてないそうで、
ひらがなばかり。弟が「今日ね、○○(差別用語)さんに漢字教えてあげた!」と言った時、母が卒倒しかけたけど、その差別用語は、
おじいさんが幼少期からずっと、周囲に言われ続けたことだった。自分が耳が聞こえないのは本当だから、と。
両親は弟に「いくら本人がいいと言っても、そう呼んじゃ駄目」と言っていたが、6歳の弟にはよくわからなくて、結局、親が折れた。
幸い、近所の人達も、おじいさんが自分のことをそう言っているのはわかってたから、弟は責められなかった。